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天下祭と山王さん ~江戸っ子は、山車に絵巻に、木遣り唄~|アーツ千代田3331 特別企画展

絵に描いたホントの話~下町昔ばなし~

2014年5月31日(土)14:00-15:00
ゲスト:岡田親(江戸町火消錦絵師)
場所:メインギャラリー内|予約:要|料金:無料(ただし、展覧会入場料は必要です)|定員:30名
*本イベントは定員に達したため、申込受付を終了致しました。何卒ご了承下さい。

鳶頭(かしら)の姿に憧れた生粋の京橋っ子が紡ぐ昔ばなし



本展では、関連展示として岡田親(おかだ ちかし)氏による作品展「祭り囃子(ばやし)に誘われて」を開催し、作家本人によるトークショーを行います。

岡田親氏が描く鳶頭の生き生きとした表情や、小道具や手ぬぐいの持ち方、半纏(はんてん)や着物の柄には全て理由があります。描かれていることは全て事実、岡田氏が幼い頃から見聞きした体験をもとに描かれ、江戸に生きた人々の日常が豊かで巧みな表現で描き出されています。

本展では、1800点余りを制作してきた岡田氏の作品から、祭に関わる鳶頭の姿を中心に展示します。今にも動き出しそうな威勢良いい鳶頭やまちの人。神輿を迎える緊張感や、寄り合いでのリラックスした姿など、様々な表情を楽しむことが出来ます。

トークでは、鳶頭にまつわるたくさんのエピソードを作品の解説と共にお話しします。憧れてきた鳶頭の姿を洒落っ気たっぷりに描く、生粋の京橋っ子である岡田氏と粋で鯔背(いなせ)な江戸の姿を楽しみましょう。

私が生まれ育った京橋は本当の下町の良さが残っていた心温まる小さな町だった。
叔父は鳶頭(かしら)で家の格子戸を開けると壁には長トビ、突き当たりには纏(まとい)があった。
叔父の絆纏(はんてん)姿が大好きだった。
絆纏(はんてん)を着せてもらい纏(まとい)を振ったり、梯子を抑えたり、
祭りになると御仮屋(おかりや)を作る手伝いをした。

ある時、そうだ!!江戸町火消し、祭りの繪を描いてやろうと。
もう45、6年前の話。この世界の始まりです。

--- 岡田 親

岡田 親(おかだ・ちかし)
明治時代初期から続く老舗の寿司屋「京すし」の4代目主人であり、「江戸町火消錦絵師」として高い評価を得ている。ジャズ・ベーシストの故レイ・ブラウン氏のCDジャケットや、直木賞作家・山本一力氏の『まとい大名』の表紙を手掛けるなど、各界の著名人にファンも多い。
幼少の頃、近所に住んでいた叔父の鳶頭の影響で町火消しに興味を持ち、高校生のころから錦絵の収集を開始。20代半ばから独学で錦絵を描き始め、現在までに1,800枚以上の作品を制作。

千社札 Night

6月15日(日)19:00-20:30
千社札 Night

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