アーツ千代田 3331 特別企画展 「ときを渡る〜“山王さん”を支えた町の150年〜」2018年5月19日(土)〜6月10日(日)

関連イベント

【トーク】土地に宿る記憶と文化人たちが残した交流の足跡


日程: 2018年06月03日(日)
時間: 10:30-12:00
料金: 1,000円
備考: 定員40名(要予約/申込順)
会場: 麹町出張所 洋室C (千代田区麹町2-8)
*別会場での開催となりますのでご注意ください。

「与謝野家の食卓は賑やかでしたか。」
「藤村先生。若き日の失恋の痛みは消えましたか。」

江戸幕府の大きな影響下にあった番町・麹町エリアは、明治維新を機に住民が入れ替わるほど大きく変貌しました。江戸時代には大名屋敷として使われていた広大な敷地を外国の大使館や地方の富豪達が買い、彼らが建てた洋館にはさまざまな作家、文学者達が集うようになり、時代の波とともに「武家の町」から「文人の町」へと移り変わった歴史があります。

本イベントのゲスト・新井 巌氏は、コピーライターとして長年活躍する一方、六番町町会の町会長も務め、地域の文化資源を掘り起こし発信する活動を精力的に行っています。新井氏が冒頭のコピーを書いた歌人・与謝野晶子や小説家・島崎藤村もかつて千代田区の番町・麹町に暮らし地域にゆかりの深い文化人です。

皇居西側の大妻通りから四ツ谷駅方向に向けて走る「番町文人通り」の名付け親は実は新井氏。通りの各所に文化人たちを紹介するプレートを設置し、足跡をたどるマップも制作。現代日本の文化の礎を築いた多くの文化人達がこの地で暮らし往来した痕跡をたどることができます。麹町出張所地区連合町会地域コミュニティ活性化事業実行委員会で取り組むウェブサイト「麹町界隈わがまち人物館」の開設にも尽力し、多くの文人たちに愛された地域の歴史や魅力を広く伝える活動を続けています。

今回のトークでは、番町・麹町の地に刻まれた歴史や記憶だけでなく、文化人たちの暮らしや交流についてもお話しいただきます。歴史上の人物として、今も作品やその人物像が語り継がれる文化人たちの素顔が垣間見られるかもしれません。現在もさまざまなコミュニティ活動を牽引する新井氏の取り組みは、文化資源マネジメントやエリアマネジメントに携わる方や、これから学ぶ方にも貴重な内容です。

参考サイト「麹町界隈わがまち人物館」
http://jinbutsukan.net/index/gen40.html

講師 プロフィール


新井 巌 あらい・いわお 1943年、東京に生まれる。成城大学文芸学部卒業。レコード会社を経て、広告界に転じ、コピーライターとして活躍、1970年、TCC新人賞受賞。東京コピーライターズクラブ会員。広告制作会社のコミュニケーションフォーラムを設立し、現在に至る。地域コミュニティ活動として六番町町会長、わがまち人物館館長などを務め、上智大学コミュニティカレッジでは千代田学を講じた。共著書に『イトーヨーカドーのユニオン・コミュニケーション戦略』(産能大学出版部)、編共著に『目からウロコのシナリオ虎の巻』『日本映画黄金期の影武者たち』(以上彩流社)、『東京ど真ん中物語』(文藝春秋企画出版部)、『千代田まち事典』(千代田区)、『知識ゼロからのクラッシック入門』『知識ゼロからのオペラ入門』(以上幻冬舎)がある。

イベントお申込み方法

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