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天下祭と山王さん ~江戸っ子は、山車に絵巻に、木遣り唄~|アーツ千代田3331 特別企画展

絵巻・山王祭礼之図、第一巻絵解き解説

2014年6月15日(日)13:00-14:00
講師:福原敏男(武蔵大学教授/都市と祭礼研究会代表)
場所:メインギャラリー内|予約:要|料金:無料(ただし、展覧会入場料は必要です)|定員:40名
*本イベントは定員に達したため、申込受付を終了致しました。何卒ご了承下さい。

「都市と祭礼研究会」代表・福原敏男氏による「絵巻・山王祭礼之図、第一巻」の徹底解説!



江戸の祭礼と町人のかかわりを調査・研究する「都市と祭礼研究会」の代表・福原敏男氏が本展会場で展示中の「絵巻・山王祭礼之図、第一巻」を徹底解説します。江戸の祭礼を研究する「都市と祭礼研究会」では、天下祭(山王祭・神田祭)の研究成果である「江戸天下祭絵巻の世界 ―うたい おどり ばける―」(岩田書院)を出版するなど、天下祭の実態把握に向けた研究を行っています。

福原氏による絵巻解説では、展示中の「絵巻・山王祭礼之図、第一巻」を前に、絵巻に描かれている人たちから当時の様子や歴史的背景を読み解いていきます。第一巻は、まだ天下祭に人形山車が登場していない天下祭・前期ともいえる18世紀の祭が描かれており、中国の妖怪やお祝い事で登場する動物なども出てくる絵巻からは、鎖国時代の当時の庶民が海外の異文化をどのようにとらえていたのかもうかがい知ることが出来ます。また、江戸後期になり人形山車が登場する時代へ移り変わっていく歴史の変革も絵巻から感じることもできるのではないでしょうか。

絵巻に登場する人たちがどのような人で、なぜそのような格好をしているのか。なぜ行列は、本ではなく絵巻というという形態で表現されているのか。歴史的エピソードや研究会ならではの考察とあわせた解説により、絵巻の世界がぐっと広がります。

細部まで描写され表現性に優れた絵を楽しみながら、当時の芸能や流行、庶民の暮らしや思想といった江戸社会を紐解く解説ツアーにぜひご参加ください。

福原敏男(都市と祭礼研究会代表)
武蔵大学教授、専門は日本文化史・祭礼史・歴史民俗学。博士(民俗学・國學院大學)、主著は『祭礼文化史の研究』、『江戸最盛期の神田祭絵巻』、『幕末江戸下町絵日記』、『西条祭礼絵巻』、『祇園祭・花街ねりものの歴史』。

千社札 Night

6月15日(日)19:00-20:30
千社札 Night

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